大切な相互さん

ネットで偶然出会った君、君の自傷行為はとても綺麗で好きだった。そんな君のツイートがタイムラインに流れてくることは無くなってしまった。

いきなりだった、いやもしかしたらなにかしら前兆があったのかもしれない。ふと気がつけばタイムラインに君にしか書けない”詩”のようなツイートが表示されなくなっていた。

プロフィールを覗いてみても最後の浮上が8ヶ月前。悲しいことにネットの関係なので、浮上がないと不安になってしまう。なにかあったのかな、スマホが壊れてしまったのかな、もしかしたら空を飛んだのかな…言葉にできない色々な感情や不安が俺を襲った。

もしどこかにいるならば、全力で見つけ出したい。どこか遠いところでもいい、見つからないかもしれない、それでもどこかで君で、君らしく居て欲しい。

 

そんな大好きな君の誕生日が近づいてきている。連絡先は持っているが、個人やりとりをする勇気が出ない。もし遠いところにいってしまっていたら、ずっとずっと返信が来なかったら…と考えてしまってメッセージを送る勇気が出ないことを謝りたい。ごめんね。

 

君と出会えて本当に毎日楽しかった、仲良くしてくれてありがとう。少し早いけどお誕生日おめでとう。

この言葉はまた、君に出会えた時に直接伝えれますように。

 

 

 

空色

生まれてから初めて経験した感覚だった。

この前、バイトに行く途中ふと視界に映った青いものに感動した。

空だ、空が青い。

当たり前だ。当たり前だったのだがひさしぶりに自然の青を見た気がした。その時に初めて気が付いた、ここ最近空が無彩色だったのだ。いや、空の色にすら気付かないぐらい心に余裕が無かっただけかもしれない。

その真相はわからないが、感動したその一瞬だけ時間が止まったような、でも風が吹いているような不思議な感覚だった事は今でも覚えている。

その時に俺の心の奥を知っている人が隣にいたならば多分俺は「ねえ聞いて空が青いよ」とバイトに行けずに涙を流していたと思う。

いつもの日常でこんなに感動出来た自分自身にもびっくりしているが、それよりも空に色が無かったという事実にもびっくりしている。

 

今空を見てもあぁ、青いなと思って終わってしまうが

またあの不思議な感覚を感じた時があればなにをした時、なにを見た時に感じたかを書き残しておくといつかまた涙が出そうになるほど感動する出来事に出会えるかもしれない

 

 

書き殴り

一度したことは二度してしまう。

万引きや未成年の飲酒や喫煙、よく聞くものではこれらが挙げられるだろう。一度してしまった快感はそう簡単には忘れられない、それはどんなに小さなものでも俺は同じだと思う。

1年ほど前俺は彼女がいた、その彼女には自傷行為や自殺願望のことを包み隠さず話していた。だからだろうか、彼女には相談を何度もしていた。別れてからも俺は何度も相談をしてしまっていた、話を聞いてくれるという快感の沼にはまってしまったのだと思う。一年という月日が流れ、その彼女とは用事がない限り話すことがなくなるぐらい壁ができてしまったので、今は彼女には相談をしていない。

だが、最近になってバイト先のよく喋る先輩達に相談を持ちかけてしまうようになった。もちろん先輩には自傷行為や自殺願望の事は隠し、遠回しに相談をしてしまっている。

優しさに漬け込んで何度も、何度も何度も。

今回もだ、心のもやが霧のように張り付いてしまい、オンラインだった先輩のDMに凸ってしまった。

馬鹿だ。一人で解決すると決めたばかりなのに何も守れていないではないか、本当に俺は弱い。一人で解決すら出来ず、快楽にも弱い。

何をしてでも一人で解決できるようにならないと俺は自立できないと思うので、頑張らなければならない。

惚気

俺は漢字に弱い。

この"のろけ"と読む漢字も"ほれき"と呼んでしまうのだ。

 

さて、余談は置いといて、題名の通り惚気ようと思う。

俺は無意識のうちに好きな人ができてしまった。名前がないと不便なので今回は ナ君 とでもしよう。

ナ君はバイト先の先輩で、休憩などが被るとよく喋る仲だ。そんな仲を続けてそんなに日は経っていないのだが、向こうもそれなりに認識してくれている…はずだ。

そして、彼はボディタッチがえげつない程多い。髪の毛や肩、頭や背中など。壁を作らないと減らないぐらいとても多い。

だがそのボディタッチが不快なわけでもないので、俺はやめてもらうことは視野に入れていない。

そんな彼のせいでボディタッチをする男性心理が気になり、何度か調べてみた。

すると、嫌っている人にはこういうことをしないと載っていて、とても嬉しかったのを覚えている。

なので、 嫌われていない と安心しているが、彼は誰に対しても優しく、ボディタッチも多いので俺だけが特別ではないというのが、どうも気に食わない。

俺は恋愛になるとすぐに常識外の事をしたくなってしまい、それが口癖にも出ている。

最近の口癖は

ナ君はいっそのこと死んでほしい。

いっそのこと殺した方が早いのでは?

になってきている。本気でいなくなってほしいわけではないので、ただの照れ隠しなのは分かっている。

法律が許さない限り殺せないし、殺さないので

少しづつ彼に近づいていき、意識してもらおうと思っている。

トラウマ

俺には好きな人がいた。

もちろん今も好きなのだが、告白する前から振られている。

 

諦めないといけないことは分かってるから離れることにした。だから最後に、その人といい思い出を作りたくて、オンラインゲームでその人がインしたので、少し時間を置いてからワープをした。好きな人と手を繋いで一緒に駆け回りたかった。笑いたかった。

 

だけどその人は俺の手を何度も何度も離し、俺から離れていった。わざわざマップが変わるような場所で何度も離して来た。

怖かった。もう近づかないで、邪魔だからと無言で言われているようだった。

俺は笑いながら『怖いよーww』って言った。

それでも好きな人は無言で、本当に怖かった。何も喋らずに俺を置いていこうとした。何度もその人に話しかけても、好きな人は無言で、また手を離すの繰り返し。

その後、落ち着いた後も謝罪はなかった。

 

あーもう離れないと行けないんだって分かってたのに近づいた俺への罰なのかなって思った

とても辛かった。今も思い出して泣いている。

 

それからそのゲームが億劫になった。

その人と話すのも怖くなった。

やっと心を開けた相手だったから、

世界で1番好きで、依存してた相手だったから

なにもかもが辛くなった。

 

同じ病み病みさんだから、俺の気持ちわかってくれると思っていた。ごめんねの一言ぐらいは欲しかった。

その人は今はまた別の人と駆け回っている。

もう、人を好きになることも、全部を辞めたい

早くいなくなりたい

バイトをはじめて

いらっしゃいませ、こんにちは

と何回言っただろう。バイトを始めて1ヶ月も経っていないが、恐らく数え切れないほど言っているとは思う。

そんなバイトも少しずつだが出来ることが増えてきて、先輩の顔や名前も少し覚え、やりがいを少しずつ感じつつあるのだが、ちょっとした悩みがある。

それは一人称だ。

ネットや家族、親友には『俺』と言っているがバイト先では一応『私、自分』を使っている。

最初はバイトの面接の時だけ隠そうと思っていた。理由は単純で『俺』という一人称で落とされたくなかったからだ。

なんとかバイトの面接は合格し、今はのんびりと楽しく、働かせてもらっている。

だが、1度隠してしまうと何故か言えない。

本当は私なんて一人称を使いたくない。

だけど俺は見た目は女子だから、

多分俺と言ったらビックリされてしまう

小学でも中学でもそうだった。

 

”なんで女の子なのに俺なの?”

”俺って言ってるのに理由はあるの?”

 

頭の上にはてなマークを浮かべて、いかにも興味津々の様子で聞いてきた事を、今でも覚えている。

やっぱり見た目が女だと俺だと言ってはいけないのかと思う事が多くて悩まされた。

 

『自分の性別が嫌いだから』

『性別がわかんないから』

 

なんて言えず、『字数が少ないから』という嘘を笑顔で説明していた。これからも誰にも言わずに、言えずにいると思う。

俺は自分の性別の事で悩みながら死んでくのだろうか。

それとも、もう少し経てば俺は俺として生きていけるのだろうか、今の俺には分からない。

将来、俺が勇気を振り絞って告白すれば、今とは違う未来が見えるのかもしれない。

少しだけ未来の俺に期待をしておこう

食べる意味とは

 先日Twitter

「なんで食べてんだろ、なんで生きてんだろって思いながら食う飯は美味しくない」

と呟いたが実際美味しくない。

いや、美味しくないというより味がしないの方が正しいのかもしれない。

もちろん食べているということは分かってはいるが、味を感じないのだ。

どんな感覚なんだ?と思う方もいるのではないだろうか。おそらく、ずっと噛んでいたガムと言った方が伝わりやすいだろう。

 

そんな味のない昼飯を俺は食べていたのだが、

最近俺はなぜ飯を食べているのだろう

という疑問の壁にぶつかっている。

 

生きるために食べているのか、お腹が減ったから食べているのか、怒られるのが怖くて食べているのか……

恐らくこれだろうかと思うものを何個か書いてみた。

俺の家庭的に食べなければ母親が機嫌を悪くし暴れ出すので仕方なく食べている。

というのが答えな気もするがピンとこない。

なにかがある。なにかが俺の中で引っかかっている。

 

この引っかかっている正体はなんなのだろう。

今はまだ分からないが、いつかはこれが正解だったのかと分かり、また美味しくご飯が食べれる日が来るかもしれないので、答えが見つかるその日まで、俺は無心で食べる日々を続けてみようと思う。